浦和第一高女時代

2018年10月6日㊏〜8日㊊㊗・19日㊎〜21日㊐ 13:00〜17:00

会場:谷中M類栖/1f(入場無料)☞手描きの大きな地図
   〒110-0001 東京都台東区谷中1-6-3(Google Map
主催:谷中M類栖

谷中M類栖/1f では丸井金猊が絵を描かなくなった時代、すなわち戦火が激しくなり、浦和に疎開し、浦和第一高等女学校の教員となっていた時代をテーマに「浦和第一高女時代」というタイトルで、当時教えていた86歳オーバーの元女学生たちとのコラボ展示を行う予定です。

昭和17年、丸井金猊は浦和に疎開し、浦和第一高女(現・埼玉県立浦和第一女子高等学校)教員として勤務する。当時金猊を画家と知らず接していた女学生の皆さんが近年は芸工展に足を運ばれ、昔話に花を咲かせる。本展ではそんな昔日の記憶を辿るとともに、卒業後に創作の道を歩まれた6人の作品を金猊作品と並べ、展示します。

出品
内田すず子「台風一過」 久保田満寿「星月夜」 松本昭子「夕日を浴びて」
丹野よし子「昔を恋う」「テルメのねむり」「夕べの祈り」「憩う」「沙羅」
栗原智恵子「秋のおいらせ」 磯貝孝子「松本昭子作品収納箱&鞄」
丸井金猊「日輪(複写写真)」「旭々波涛圖」「浴女」「婦女圖」「観音圖」

中でも染絵画家の丹野よし子さんの画集からは強いインスピレーションを受け、作品5点をお借りし、すべて金猊作品と対になるような構成で展示自体が一つのインスタレーションのようになっています。また、芸工展によく足を運んでくださる卒業生の方たちにお声掛けして、金猊にまつわる記憶の断片を冊子にまとめました。金猊が戦時中に書き残した『昭和拾九年夷参集』を付録として、会期中はお一人一冊まで無料配布予定です。

執筆
高島和子 米山理江 久保田満寿 相澤弘子 磯貝孝子 丹野よし子
丸井金猊 丸井隆人